夫婦でFIRE@50歳を目指すブログ

** 2023年 投資収入340万円 (配当170万&利子150万&利確20万) **

低所得者に優しい国

私が住んでいる国は、低所得者に優しいと感じます。

日本と同じく生活保護を受けるには審査が厳しいけれど
段階的に、低所得家庭には様々な補助がつきます。

そういう補助は、前年の確定申告での収入次第で
翌年から(半自動的に)適用になります。

生活保護と違って、貯金がいくらあるかは関係ないので
我々FIREを目指す者にとっては大変ありがたいのです。


我が家にとって、一番身近になりそうなのは
18歳未満の子供への児童手当と、消費税還元で
今と比べて年間100万円近く多くもらえるかも?

子供との時間も増えるし
若くしてFIREは、悪くないかもしれません。


さらに、前年の収入によって
薬代として支払うお金の限度額が増減し
限度額に達したらそれ以上は無料になる
Fair PharmaCare Planという制度もあります。

医療(保険料+公立病院の診察代から手術・入院まで)
は無料ですが、薬代は実費なので
会社の団体医療保険が使えなくなるFIRE後に
もし病気になったりして、薬が必要になった時でも
年間所得400万円の場合は15万円、550万円の場合は
21万円以上の薬代は無料になるので安心。

薬代の他にも、整骨院や自然療法の費用の一部が
MSP Supplemental Benefitsという制度で賄えます。


ただし、歯科治療に関しては100%実費です。
(生活保護を受けている人は年間10万円まで無料)

でもHealthy Kids Programという制度があって
低所得家庭の19歳未満の子供達に関しては
歯科治療(定期検診と虫歯の治療)が無料になります。


日本だと低所得者は、健康保険料こそ安くなれど
生活保護を受けるほどでない限りは
治療代は支払わなくてはいけないですよね。

そういう意味では、貧困というほど貧困ではない
(一時的な)低所得家族に、とても優しい国だと思います。


ただしマイナスな部分もあって、病気の検査や
緊急を要しない手術の待ち時間が、日本の比ではないので
待てない人は私立病院や国外で治療する人も多いです。
何千万円あっても足りない金額になることも!

日本ではコロナで自宅療養中に亡くなってしまったり
発熱した患者を受け入れてくれる病院が見つかるまで
救急車で連れまわされた!なんてニュースになりますが
こっちではそんなのは日常茶飯事らしく
ニュースにすら、ならないそうなんです。怖っ!


さて、「低所得家庭」の定義(2021年時点)ですが
家族(夫と妻)合わせての年間収入が
$42,000(約400万円)がボーダーライン。

インフレで少しずつ上がっては行くだろうけど
覚えていて損はない数字です。


65歳以上の高齢者はCPPという国民年金の他に
住民でいるだけで貰えるOASという老齢年金と
低所得者にはGISという補足年金がもらえます。

私は、日本で年金を支払っているので
こちらで働いていた時に支払っていたCPPしか
受給資格がありません。

対して夫は、全てもらえる資格があるので
65歳以降は低所得ファミリー(収入が$45,000以下)に
なれれれば効率がいいのかなと思います。
(もちろん金持ちになって必要ないのが一番です✨)


私の収入(銀行利子+配当+利確)は、年間$20,000くらいで
貯蓄額が増えるにつれ、何もしなくても毎年増えていくので
そろそろ利確するのをやめようかなぁと思っています。

利確による投資収入は、自分でコントロールできることなので。

そして夫婦の個人年金が、5年後のアーリーリタイア時には
5400万円くらいになっている計算なので(利益率5%として)
45歳から200万円ずつ(夫婦で収入が400万円)下ろしていくと・・

・・う゛っ・・死ぬまでにゼロにならない。

でも、それ以上下ろしたら、低所得家庭ではなくなります💦
・・まぁ、低所得でないというのは喜ばしいことなので
お金は、他の必要としている皆さんに渡ればいいかな。
(今まで調べてきたのはなんだったんだ・・)

ということでせめて、児童手当が受け取れる2033年までは
個人年金を200万円しか引き出さずに低所得家庭になって
Healthy Kids Programで、子供には歯医者無料の恩恵を
受けさせて頂こうかと思っています・・。


個人年金は引き出すときに税金を支払うので
それまでは無課税で複利効果が発動します。

つまり

5%でも恐ろしいほどの資産増加になってしまい
リタイア後の6年間、毎年200万円引き出しても
2033年には元本が増えて5800万円の予想。

高齢者時代の低所得は到底無理ということで
ここは潔く開き直りまして
2034年(52歳)からは、毎年330万円を引き出せば
90歳頃までになくなりそうです。

個人年金は、引き出し期限が100歳で
晩年になると強制引き出し率が発動されて
エグイことになるので、計画的な引き出しが必要。
(若い時に支払うはずの税金を遅らせているので)

アーリーリタイアできそうでよかった・・
しないと、もっと怖いことになりそうでした💦